2018/10/02

ある女の子のための犬のお話

worksを更新しました。
昨年の秋に出た本ですが、
こちらでもお知らせを。

探して選んだカバーの色も、
印刷所さんがとても美しく仕上げてくださいました。
ぜひ、実物を手に取っていただけるとうれしいです。
秋の夜長のおともに


「ある女の子のための犬のお話」
ダーチャ・マライーニ 著 / 望月紀子 訳 / 未來社 
装幀 / タダジュン 装画 / さかたきよこ

12のお話の短篇集
見開きの挿絵が3つ入っています。
カバーをはずすと月のレゴリス。

「犬は、と彼女は言った。月から来たの。砂の生きものなの。
飢えた亡霊のようにあの真っ白な荒れた土地に住んでいるの。
わたしたちはその土地を、目玉焼きのような小さな山々を見た、
アウレーリアおばさんとわたしは、花がらのソファーにすわって、
テレビのスクリーンを前にして。」

「犬はどこから来たの?」より





十月

2018年、十月になりました。

今年の記憶のほとんどを
もはや失くしてしまいそうです。

たくさんのことがあって
日々を過ごしてきたはずなのに。
ひとつのことに浸っていたら、
他のことがおぼろげになったみたいです。

それとも
記憶力がわるいだけか。
ばかな明日の自分のために、
忘れたくないことは書いておかなくちゃ。

たどればまだ、
間に合うこともあるかな。
2018年のわたしの記憶。



2018/03/05

凸凹書房 HBギャラリー

illustration / Jun Tada










































版画のイラストレーター展 凸凹vol.3
 
凸凹書房 



会期 2018.3/16(金)- 21日(水)

時間 11:00 ー 19:00(最終日は17:00まで)

オープニングパーティ 3/16(金)18:00 - 20:00

会場 HB Gallery tel:03-5474-2325

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-5-4 

アンドーヒロミ(紙版画)

正一(リノカット)

タダジュン(銅版画)

楯川友佳子(木版凹画)

平岡瞳(木版画)

芳野(リトグラフ)
さかたきよこ(銅版画)

版画のイラストレーター凸凹がおくる
4年ぶりvol.3となるHBギャラリーの展示に
初参加いたします。

今回は「本」をテーマに版画を制作、
架空の出版社「凸凹書房」から
文芸誌『DECOBOCO』を刊行したり、
自作版画の書皮などが並びます。

わたしは
「日光浴室 櫻間中庸遺稿集」ボン書店 
1936(昭和11)年7月28日発行から
好きな詩を選んで銅版画を描きました。


詩、翻訳、ジャンル小説まで、
広くよい短篇や掌編の挿絵を
どうぞお楽しみください◎

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