目の中を緑だけでいっぱいにしてみたくてと、
目を細めて眺めてみる。
中学生のころ、
いつもの畦道で犬の散歩をしながら、
目の中を夜の空だけでいっぱいにしてみようとして
転んでみぞおちを打ち、
息もできずに5分くらい
土や蟻んこや雑草を眺めながら
クマちゃん(柴犬です)に
引きずられていたことを思い出す。
大学生のころ、
実家へ帰省したときに
海でもやって、やっぱり転んで、
そのときは岩とフジツボと
カラカラに乾いた海藻を見つめながら
母の悲鳴を聞いてた。
いままでの結論としては、
目の中にはどうしても見たいものだけじゃなくて、
別の何かが映り込む。
そして馬鹿は転んでもなおらない。
あぶないのでほどほどに。