2014/11/28

ミッドナイト ララララ・・


midnight lalalala・・展、
11月28日(金) からはじまります。

今日はポポタムへ搬入に出かけて、
映像の上映とともに版画を展示する部屋に、
小さな電灯を灯してきました。

ぼんやりと見えづらいところもありますが、
薄灯りの下でみる、ちょっと影に溶けたような版画もまた
魅力的だと思っていただけるとうれしいです。

映像は、
版画で使う材料を使って、
一枚ずつ写真を撮影して作りました。

写真は何枚撮ったんだろう・・

クタクタになりつつも、
絵が動くことがうれしくておもしろくて、
夢中で作りました。

映像のなかには、
長年わたしが描いているお守り動物、
ねこライオンのリンジジも登場します。

版画はそれぞれ個人の作品と、わたしの文章に
タダが絵を描いたものを展示しています

28日は、終日会場にいる予定です。

いろんな出来事があった一日も、
帰り道には ララララ・・・と
鼻歌をうたってもらえますように。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

さかたきよこ

在廊予定日(時間:15:00頃〜)
11月 28日(金) 終日、29(土)、30(日)
12月 6(土)、7(日)、9(火)


midnight lalalala・・展
タダジュン / さかたきよこ
版画と映像の展覧会

会 期:2014年11月28日(金)〜12月9日(火)
時 間:12 : 00〜19 : 00
東京都豊島区西池袋 2-15-17  地図
03−5952−0114
定休日:水・木曜日 入場無料
*金曜は 〜 20 : 00まで
最終日12/9(火)19時よりクロージングパーティー

11月28日(金)からはじまる展覧会のお知らせです。
版画などの作品とともに、映像を上映いたします。

ぜひ、お立ち寄りください 。

2014/11/01

midnight lalalala・・展


midnight lalalala・・
タダジュン / さかたきよこ
版画と映像の展覧会

会 期:2014年11月28日(金)〜12月9日(火)
時 間:12 : 00〜19 : 00
東京都豊島区西池袋 2-15-17  地図
03−5952−0114
定休日:水・木曜日 入場無料
*金曜は 〜 20 : 00まで
最終日12/9(火)19時よりクロージングパーティー


11月28日(金)からはじまる展覧会のお知らせです。
版画などの作品とともに、映像を上映いたします。
先日DMも出来上がり、ただいま制作真っ最中。
ぜひ、お立ち寄りください 。



2014/09/19

いつどこをひらいてもいいんだよ

近頃は、
いつどこをひらいてもいいんだよ 
言ってくれているような本を読むことが多い。

詩集はたまたま開いたところを読むし、
絵本は絵や写真を気ままに眺めて
そこにあることばをモグモグ反芻してみたり、
短編小説は気になるタイトルを一話だけと、
かなりいい加減に楽しんでいる。

それで、ときどきそこにわたしなりの、
特別とか本物見つけてゾクっとするのだ。

この前も突然ポッカリと時間が空いて、
地下鉄の駅ナカにある喫茶店で、たまたま
古本で買って持っていた「アメリカ名詩選」を開いた。

たまたまT.S.エリオットのページで、
「そういえば高校の生物の先生が、
この人を紹介してくれたな」とか思い出しつつ、
何気なく読んでゾクっとした・・

都心の地下鉄の喫茶店で珈琲を飲んでいるわたしのあたまの中で、
"街の角では馬車馬がただ一頭、湯気を吐き吐き足踏みをする"のだ。

その後は、普段通りの日常にもどって、
ふつうに人に会ったりするのだけど、
さっきまでの気分も世界も、読む前とは全然違う。
そういうことが起きるのが、面白くてほんとうに好きだ

いつか、こんどは夏の終わりの夕暮れじゃなくて、
詩と同じような冬の日の午後六時に同じページを
もう一度、開くことがあるかもしれない。
そう期待して、それを忘れてしまうのもまた面白い

何度も開いたり、眺めたりしたくなる本はいいな。

そういう本を、少しずつ間をあけながら、
生活のなかで繰り返し読みたい。
食べるみたいに。

そんなこと思います。


Preludes T.S.Eliot

I

The winter evening settles down
With smell of steaks in passageways.
Six o'clock.
The burnt-out ends of smoky days.
And now a gusty shower wraps
The grimy scraps
Of withered leaves about your feet
And newspapers from vacant lots;
The showers beat
On broken blinds and chimney-pots,
And at the corner of the street
A lonely cab-horse steams and stamps.

And then the lighting go the lamps.



前奏曲集 T.S.エリオット

I

冬の日暮れが腰をすえる、
路地うらのステーキの匂いとともに。
六時です。
煙たい日々の燃えのこり。
それから吹き降りのにわか雨に、
煤まみれの枯葉のくずや、
空き地からきた新聞紙が
しつこく足にまといつく。
雨脚がこわれたブラインドや、
煙突の先に叩きつけ、
街の角では馬車馬がただ一頭、
湯気を吐き吐き足踏みをする。

それから街灯に灯が入る。


岩波文庫「アメリカ名詩選」亀井俊介・川本皓嗣編より
こちらがそのときの、T.S.エリオットの詩の一部です。
詩 "前奏曲集" は I〜IVの4つに分かれています。
II〜IVと、つづきが気になる方はぜひこちらの本で。
装画はアンドリュー・ワイエスの "クリスティーナの世界" 、
とてもかっこいい本です。下の注釈もおすすめ。
注釈で、この詩が学生エリオットの作だと知り、
情景がいっそう胸にせまるのでした。



2014/07/11

七夕の福島へ


先日、手から手へ展開催中の
福島県伊達市・梁川美術館南相馬市のよつば保育園
実行委員の五十嵐千恵子さん、広松由希子さん、
参加作家のたんじあきこさんと一緒うかがいました。

梁川美術館には、
空となだらかな山のみえる大きな窓があって、
そこで読む作家のみなさんのメッセージは、
いっそう胸にひびきました。

その後は みんなでお話をしたり、
絵を描いたり、折り紙のコマを作ったり。
よつば保育園では、ちっちゃな子どもたち
たのしい七夕を過ごすことができました。

2日間の滞在でしたが、
たくさんの方にお世話になりました。
みなさん、どうもありがとうございました!

もう人災をくりかえさない。
忘れないでいたいです。

手から手へ福島巡回展は、
梁川美術館にて7/13まで開催中です。

2014/06/20

ジョンさん


Hedwig "Origin Of Love" John Cameron Mitchell In-Store

ジョン・キャメロン・ミッチェルのライブです。

奇妙でユーモアたっぷりのちっちゃなステージの上、
パチパチと拍手のなか、ジョンさんが話しはじめます。

歓声と、時々起こる笑い声。
ギターが鳴って おだやかに歌いだすジョンさん。
みんなも合わせて歌ったりしながら
うっとり音楽にゆられる時間。
わたしの理想のゆらゆらライブ。
あぁ、ここで一緒に過ごしたいなぁ。

何度も何度も何度もみてるヘビロテライブ映像です。
日常の隙間に落っこちたくらいの非日常感がたまらない。

2014/06/15

うちわ猫


しばらくぶりに激しい雨の止んだ
梅雨の晴れ間の今日、うちわが出来上がりました。
さわやかな風の吹く日で、なんだか縁起がいいです。

それぞれ絵の違う4枚を
ギャラリービブリオさんの "国立うちわ市"で
展示・販売していただきます。

竹と和紙、シンプルで気持ちのいい
涼風が届きますように。
暑さもモヤモヤも吹っ飛ばせー。

団扇(うちわ)/ あおいで風を起こす道具。

2014/05/28

星くんと林檎ちゃん


久々にworksを更新。
星くんと林檎ちゃん、隣人など。

林檎ちゃんは花束とハート形のリンゴを手に、
星くんはかがやく星と青いユニコーンを肩にのせ、
それぞれいちばん大事にしてるものを持って旅立ちました。

黄金スーツの星くんは 
ROCK WITH YOUのマイケル・ジャクソンみたいで
わたしはそこが気に入っているのでした。

2014/05/23

四角い宇宙

四角い宇宙 本と絵とデザインと


ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー

東京都渋谷区渋谷1-6-4 The Neat青山2F 03-5466-3717  
2014年6月3日(火)〜26日(木) 13:00〜18:30 
日・月・第3土曜 [21日] 休

装丁 / 装画
加藤光太郎 / 安田みつえ
熊澤正人  / 木村繁之  坂田季代子
白畠かおり / 宇野亜喜良 山本祐司
多田進   / 河井宣行  タダジュン
丸尾靖子  / 国分チエミ 北見葉胡
柳川貴代  / 斧原由季  ひらいたかこ


展覧会のお知らせです。
わたしはナサニエル・ホーソーン著「ラパチーニの娘」
という本の装丁に使っていただいた、銅版画を飾ります。

ウィリアム モリスは21周年。

案内状に書かれた店主・加々美洋子さんのことばに、
いつもありがとうの気持ちでいっぱいになりました。

美味しい珈琲と一緒に、ぜひご覧ください。

2014/05/06

サジさん



庭のお通り猫、サジさん。
さきっぽが黒くてまあるい、
スプーンみたいなシッポの持ち主です。

うー かわいい!

2014/05/02

隣人

by Kiyoko Sakata

ハンガリアンvol.2 Keyword展、無事終了しました。

展示期間は短めでしたが、訪れてくれたみなさん、
とても熱心にご覧いただけたことが、なによりうれしかったです。

それぞれの作家がKeywordを持ってのぞんだ今回の展示
わたしのKeywordは「隣人」で、いつもそばにある存在を描きました。

上の絵は、鳥にエサをやろうと手をのばした日の「隣人」です。
ある日ある時の、目には見えないものもふくんだ
記憶に寄り添うものたちです。

ご来場いただき、どうもありがとうございました。

版画はやっぱり生で観るのがいいなぁ、としみじみ。

2014/04/15

「Keyword キーワード」

版画家たちによる版画作品の展覧会、
ハンガリアンvol.2に参加します。
第2回目のテーマは "Keyword キーワード"です。

個性も作風もみんな違うけど、全部版画のハンガリアン。
案外自由な版画の世界、どうぞのぞいてみて下さいね。

2014/03/25

「A Writer 作家」M.B.ゴフスタイン

はじめてこの絵本の存在を知ったとき、
タイトルと表紙の絵で、とても読んでみたくなって、
本屋さんへ探しに行きました。

2014/03/10

映画新聞「Kinebus(キネバス)」

映画新聞「Kinebus(キネバス)」vol.1 "Flower号" できあがりました!

「キネバス」は、
イラストレーター4人がテーマを決めて、
大好きな映画を思い思いに描いて紹介する映画新聞です。

メンバーは タダジュンたんじあきこ吉田晃さかたきよこです。
オモテの絵も、ウラのデザインも、あとがきも順番にまわっていきます。
vol.1のテーマは「Flower」。
B4三つ折りの「キネバス」を広げると・・・

2014/03/05

「パーティー!」

経堂から引越して、3月8日、西荻窪で新たにスタートする
URESICA ウレシカさんのオープン記念展に参加します。

2014/01/25

ポポコミでコミティア

ブックギャラリーポポタムはじめてのコミック誌、
「ポポコミVol.1 夜と女」が出来上がりました。

わたしの作品タイトルは「Tombo / トンボ」、
勝手にジャンルを名付けてますが、詩絵コミックです。

2014/01/24

冬、晴れた日に


冬、晴れた日に


冬、晴れた日に 

群衆の中で

わたしは一個のかたまりになる


空にあの船が現れて

描く緑のすじの泡のなかに

わたしはまた

迷い猫の思い出を探すのだ

いつも通り

あの船は馬鹿にするみたいに

ゆっくりと遠ざかる

いつも通り 

また歩き出す


けれどあの船はきっとふたたび現れて

わたしを一個のかたまりにするのだ

冬、晴れた日に

群衆の中で



2014/01/23

ちがう緑


昨年の夏の写真。緑いっぱいです。

このときの緑はみんなみんな枯れて、
いまは新しい緑を準備していて、
今年は去年とちがう緑になるんだなー

人もちがう緑になるでしょうか。
たとえ同じようにみえていても。
冬の準備次第か。

と、そんなことを思う1月です。

2014/01/09

世界にひとつのプレイブック

Silver Linings Playbook

「世界にひとつのプレイブック」(原題は「Silver Linings Playbook」)
昨年観た中で、特に好きだった映画です。

心のバランスをくずしたときのどうしようもないカオスが
笑いにくるまれて、ギリギリの希望が湧いてくる。
痛くて愛おしい映画でした。

監督デヴィッド・O・ラッセル(David O. Russell)の新作、
アメリカン・ハッスルもいまから楽しみです

2014/01/06

2014

あけまして、おめでとうございます。

2014年。

冬の庭で 紅葉の葉はすっかり散って、
おかげで窓からはたっぷり陽が入ってきます。
夏は涼しい木陰を作ってくれたし、
自然はほんとうによくできたものだなぁ。

みなさまも どうぞ良い一年を。