nine seasons.
2017/07/24
進化系
ときどき会う
彼らは
あまり話をしない
声に出す言葉のほとんどは
「こんにちは」とか「ありがとう」とか
基本的な挨拶だけで
でも決してそれを忘れたりしない
「ありがとう」に抑揚をつけることもないし
大げさに手を振ることもないけど
風が吹けば風に吹かれて
いつも穏やかにしている
たいていの時間は
微笑んだような
顔をしていて
どこか植物に似ている
2017/07/20
理想主義者
こっそりと望んでいたことは、
何度かの機会を得て
その思いが強くなってくると
とうとう現実になる
といということを
信じたくなるような出来事がありました。
せっかくだから、
こっそりなんてしてないで
堂々と望んでみればいいのだが、
"こっそり一人で" ってところが
肝心な気もして。
誰かにいいことがあったとき、
「ああ、この人は一人で
ずっと
望みつづけていたんだな」
と、その人ひとりの時間に思いをはせると、
胸がこそばゆい感じがして
本当によかったなと思う。
こそばゆさの正体は
たぶんトキメキというやつで、
こういうのが喜ぶってことかな
と思いました。
この暑さで
周囲を見る目に、
ロマンチックが止まりません。
romanticist
:魂のこもった愛の理想主義者
web辞書より
2017/07/19
空っぽ
空っぽ
だと
調子がいいなと
近頃思う。
空っぽなときは
目の前がおおきく
開けている感じがするのだ。
人も自然もくだらないことも、
すべてのものが境界をなくして
空っぽのわたしを通り抜けていって、
ただただ
心がかってに愉しみはじめる。
もっとずっと空っぽになれたら
矛盾はどこかでつながって、
空っぽは結局、
満たされつづけるということに
つながっていくんだろうか。
空っぽになりたいくせに
欲張りだな・・笑
八月に向けて仕事をしつつ、
この暑さに妄想が止まりません。
2017/07/08
目の中
町の大通りも緑がいっぱい。
目の中を緑だけでいっぱいにしてみたくてと、
目を細めて眺めてみる。
中学生のころ、
いつもの畦道で犬の散歩をしながら、
目の中を夜の空だけでいっぱいにしてみようとして
転んでみぞおちを打ち、
息もできずに5分くらい
土や蟻んこや雑草を眺めながら
クマちゃん
(柴犬です)に
引きずられていたことを思い出す。
大学生のころ、
実家へ帰省したときに
海でもやって、
やっぱり転んで、
そのときは岩とフジツボと
カラカラに乾いた海藻を見つめながら
母の悲鳴を聞いてた。
いままでの結論としては、
目の中には
どうしても見たいものだけじゃなくて、
別の何かが映り込む。
そして
馬鹿は転んでもなおらない。
あぶないのでほどほどに。
2017/07/07
+++
ダンスの動画にはまってます。
七夕。
父にメールをしたら、
まだ海の向こうへなんて出かけてなくて
ふつうに家にいたのだった。
メールでやりとりをするようになって
はじめて知ったけど、
けっこう
かわいい文章を送ってくる。
笑
わたしは近ごろ鉛筆作業。
シンプルでしあわせな道具ですな。
2017/07/05
誰のこころも
あの人はぶっきらぼうな冷めた声で、
案外やさしいことを言っていたなと後で気付く。
誰のこころものぞけないものだな、
と思う出来事がありました。
逆よりも100倍いいことだ。
それとは全く関係ないけど、
今日は父の誕生日でした。
メールするの、忘れてました。
どうやら海の向こうへ出かけているもよう。
おめでとう、お父さん。
もう昨日になってしまった。
ひさびさ
ひさびさ、
works
を更新しました。
『ぼくが死んだ日』
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